当院では、イボの治療を行う前に、まず悪性(皮膚がん)の可能性があるかどうかを医師が慎重に診断します。美容診療でご来院の方も、しっかりと診断を行いますのでご安心ください。
悪性(皮膚がん)の可能性が高い場合は、手術による確定診断を推奨しています。早期発見・早期治療が重要です。
炭酸ガスレーザーを使用したイボ除去の他、手術や液体窒素など保険診療も合わせて、負担が少なくきれいに除去できる方法を選択してご提案します。
イボ治療は、患者様の状態に応じて最適な方法を提案しますので、まずはご相談ください。
イボ治療の費用は、治療方法やイボの大きさ・数によって異なります。詳細な料金は以下のリンクからご確認いただけます。
当院では、透明性のある料金体系を心がけており、初診時にしっかりとご説明いたします。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
「これってイボなのかな?それとも何か別の病気?」とお悩みではありませんか?
自己判断で不安を感じる前に、ぜひ当院にご相談ください。
イボかどうか、またどのような治療が適しているかを専門医がしっかりと診断し、最適な治療法をご提案します。
些細なことでもお気軽にご来院ください。患者様一人ひとりに寄り添った診療を心がけています。
イボの中でも数が多いウィルス性のイボは、主にヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルス感染が原因で発生します。
このウイルスは、皮膚や粘膜の小さな傷口から侵入し、感染を引き起こします。感染経路としては、以下のようなケースが考えられます。
イボができている人との皮膚接触で感染します。
タオルやスリッパなどの共有物を介した感染も起こりえます。
また、免疫力の低下や皮膚のバリア機能が弱まった状態(乾燥や傷など)があると、ウイルスが侵入しやすくなり、ウィルス性イボが発生しやすくなります。
イボとは、皮膚の一部が盛り上がった良性の腫瘍の一種であり、主にウイルス感染や摩擦などの刺激によって発生します。
特にウイルス性のイボは感染力があり、放置すると数が増えたり、他人にうつしてしまう可能性もあります。イボの特徴や痛みについて簡単に解説します。
大きさや形状は様々で、硬くゴツゴツしたものから、平たく滑らかなものまであります。色も肌色のものから茶色や黒っぽいものまで多様です。
一般的には痛みを伴わないことが多いですが、足裏など圧力がかかる部位にできると痛みを感じることもあります。
老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)など、ウイルスとは関係のないイボもあります。
これらは良性の皮膚腫瘍であり、特に治療をしなくても問題ないことが多いですが、美容的な観点から除去を希望される方も少なくありません。
イボができた場合、自己処理は避け、医師の診断を受けることが重要です。
特に短期間で急に増えた場合や、大きさや色が変化している場合は、他の皮膚疾患の可能性もあるため、早めに受診することをおすすめします。
イボの症状は、その種類によって異なります。以下に代表的なイボの症状を紹介します。
手や指、足の裏などによくできる硬い盛り上がったイボで、表面がざらついているのが特徴です。
足裏にできると歩行時に痛みを感じることがあります。
顔や手の甲などに現れる小さくて平たいイボで、色は肌色または薄い褐色です。
若年層に多く見られ、数が増えることもあります。
性器や肛門周囲にできるイボで、表面がカリフラワー状に盛り上がるのが特徴です。
痛みはほとんどありませんが、かゆみや違和感を伴うことがあります。
加齢によって発生する良性のイボで、顔や首、体幹部に多く見られます。
色は褐色や黒色で、盛り上がり方もさまざまです。
いずれのイボも、自己処理はせず、医師の診断を受けることが大切です。特に痛みや出血を伴う場合、短期間で大きくなる場合は、悪性の可能性も考えられるため、早めの受診が推奨されます。
イボと間違えやすい疾患には、以下のようなものがあります。
加齢によって発生する皮膚の良性腫瘍で、見た目はイボに似ていますが、ウイルス感染ではありません。
皮膚の角質が厚くなってできるもので、ウイルス性のイボとは異なり、中心に芯があるのが特徴です。
色素が沈着したもので、イボと見分けがつきにくい場合があります。
基底細胞癌や悪性黒色腫(メラノーマ)も、イボと間違えられることがあります。これらは進行すると命に関わる可能性があるため、自己判断せず医師の診察を受けることが重要です。
診断が難しい場合は、皮膚科専門医のもとでダーモスコピー検査などを行い、正確な診断を受けることをおすすめします。
ウィルス性イボの主な原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染です。このウイルスは皮膚の小さな傷から侵入し、細胞の異常増殖を引き起こします。
ウイルスは直接的な接触や、タオルや靴などを介した間接的な感染によって広がることがあります。
免疫力が低下している人や、乾燥肌・アトピー性皮膚炎の人は、ウイルスに感染しやすい傾向があります。
プールやジムのシャワールームなど、湿気の多い環境ではウイルスが繁殖しやすいため注意が必要です。
ストレスや過労、不規則な生活習慣も免疫力を低下させ、イボができやすくなる要因となります。
ウィルス性イボを予防するためには、ウイルスの感染経路を遮断することが重要です。以下の対策を実践し、イボの発生を予防しましょう。
特に公共の場から帰った後は、しっかりと手を洗いましょう。
皮膚に傷がある場合は、絆創膏などで保護し、ウイルスの侵入を防ぎます。
タオルやスリッパなどの共有は避け、個人用のものを使用しましょう。
バランスの取れた食事や十分な睡眠、適度な運動を取り入れ、免疫力を維持します。
適度な運動は免疫力を高める効果があります。
冷凍凝固法という治療方法があります。
-190℃程度の液体窒素をイボにあてて、除去する方法で、イボの大きさや深さによっては、約3週間ごとに冷凍凝固法を続けていただく必要があり、治療後に軽い痛みがあったり、水ぶくれができます。
囲の細胞も少し炎症を起こすため、治療後に色素沈着を起こすこともあります。主にウィルス性イボ、老人性イボが適応となります。
水イボは小さなお子様が多いこともあり、事前に麻酔テープを貼っておき、ピンセットで除去する方法がよく用いられていますが、1年ほどで自然になくなるため、処置をしないこともあります。
ウィルス性イボ・老人性イボについてはサイズが大きい場合や上記の冷凍凝固では時間がかかる場合に手術での切除も検討します。
炭酸ガスレーザーを用いてイボを焼灼します。ピンポイントでイボがある部位の皮膚を焼灼して削ります。
液体窒素での冷凍凝固法より色素沈着などの周囲の皮膚への影響は少なくなります。
老人性イボや軟性線維腫は見えるところにできるため、液体窒素よりも色素沈着が起こりにくい炭酸ガスレーザーを選択することが多いです。
一般的な治療法は、水イボについては専用の器具で除去、ウィルス性イボについては液体窒素を使って凍らせて除去、と、少し痛みをともなうものが多くなります。
当院では、回数を分けたり、麻酔テープを貼るなど工夫をさせていただきます。
しかし、全く痛みなく治療をすることはなかなか難しくなります。
テープを貼るだけの治療法もありますが、かぶれなどに注意して治療する必要があり、複数回の通院が必要になります。
お子様のイボを見つけたら、数が増えるまえになるべく早く受診するようにしてください。
また、もし可能であれば日頃から皮膚の保湿をしていただき、イボのウィルスが入り込みにくくなるようにしてみてください。
「この膨らみはなんだろう?」
そう思ったら、まずはお気軽にご相談ください。
「イボ」は様々な種類のものをまとめて呼んでいるだけなので、治療法も様々です。
それぞれの特徴に合わせた治療法や、いくつかの治療を組み合わせることが可能です。
形成外科として、キズ痕や治療痕が残りにくい治療をご提案させていただきます。
また、「ホクロ」や母斑(アザや巨大母斑)についても、治療方法のご提案が可能ですので、ご相談にお越しください。
ウィルス性イボも水イボもウィルスが原因ですが、有効な内服薬は現時点ではございません。
ヨクイニンというハトムギエキスの漢方薬を服用することで、免疫細胞を活性化させてウィルスを減らしていくことができるといわれており、保険での処方が可能です。
飲み薬が苦手な方はハトムギ茶を飲んでいただいても大丈夫です。ただし、即効性はありません。
できてしまったイボはどのタイプでも、ご自身でなくすことは難しくなります。
ただ、どのイボも皮膚が乾燥したり、小さな傷があったりと皮膚が弱っているところにできやすいため、日焼け止めや保湿クリームなどでスキンケアをしっかり行うと、増やさなくすることは可能と考えられます。