「皮膚の下にしこりのようなものがあるけど、何か悪いものでは…?」
「注入後のふくらみや硬さが気になる」
「腫れているけど、中に膿があるのかどうか分からない」
そんな皮膚・皮下のトラブルに対し、メスを使わずに内部の状態を可視化できる検査方法が「エコー検査(超音波検査)」です。
皮膚科・形成外科・美容皮膚科の現場でも、しこりや腫れの診断、注入治療後の確認、粉瘤や脂肪腫の深さの確認などに広く活用されています。
当院では、必要な場合に限り、局所エコーを用いた精密な診察を行い、より正確な診断と適切な治療方針の決定に役立てています。
エコー検査とは、超音波を皮膚表面にあて、その反射波から体内の構造を画像化する非侵襲的な検査方法です。
放射線を使わないため安全性が高く、妊娠中の方や小児にも実施可能で、痛みもありません。
形成外科・皮膚科・美容皮膚科における主な活用例は以下の通りです。
・皮下のしこりの診断(粉瘤・脂肪腫・リンパ節など)
・腫れ・膿のたまり(膿瘍)の有無の確認
・炎症の深さの把握(蜂窩織炎など)
・血管腫・血管奇形の広がりの評価
・術前の切除範囲の確認
・ヒアルロン酸・フィラーの注入位置・残存量の確認
・注入部位のしこりや塞栓(ふさがり)の疑いがある場合の精査
・脂肪や皮下組織の厚みの測定(治療計画時)
画像をリアルタイムで確認しながら評価できるため、
「切る前に確認したい」「注入トラブルの原因を明確にしたい」
というケースにおいて、大きな役割を果たします。
当院では、粉瘤・脂肪腫・炎症性疾患・美容薬剤注入後の違和感などがある場合に、必要に応じて皮膚エコー検査を実施しております。
エコー検査を行うことで、以下のようなメリットがあります。
・皮下腫瘍の診断を非侵襲的に行うことができる
・炎症や腫瘍の位置、深さを把握できる
・注入剤(ヒアルロン酸など)の残存や位置を非侵襲で確認できる
・皮膚の炎症があるときに膿のたまりがあるかどうかを見極め、的確な処置につなげられる
また、患者さまにもリアルタイムで画像を見ていただきながら説明できるため、安心して治療に進んでいただけます。
※エコー検査は、医師の判断により必要と考えられる場合に限り実施いたします。
※一部、美容目的での検査は自由診療となる場合があります。
「このしこりが何か気になる」「注入後の違和感があるけれど原因が分からない」
そんな時は、エコー検査を含めた的確な診断と安全な治療プランをご提案します。
まずはお気軽にご相談ください。