ニキビ・ニキビ跡

「ニキビ・ニキビ跡」について

10代になり皮脂分泌が活発になると、いわゆる思春期ニキビができます。

そんなニキビが落ち着いてきたと思ったら、社会人になってストレスが増えたり食生活が乱れたりして、
今度は大人ニキビが出てきてしまいます。

そして、ニキビを繰り返してニキビ痕が残ると、ニキビができやすく、治りにくくなってきます。
また、女性は生理周期にあわせてニキビを繰り返すこともあります。

そんな悩みはあるものの、皮膚科にも数回行ってみたけど治らないし、生活の乱れも直したくても直せない。
さらに、マスクをすると蒸れて悪化してしまう。

その様な方は、まずはニキビについて知っていただき、自分に合った治療方法に出会うところがスタートラインです。

「ニキビ・ニキビ跡」の症状・原因

ニキビは皮脂が多くなり毛穴がつまることから始まります。
この状態が「白ニキビ」や「黒ニキビ」といわれるもので、痛みはありません。
「白ニキビ」はすこし肌がザラザラする、「黒ニキビ」は毛穴が目立つといった程度の自覚症状です。

さらに、その皮脂をエサにしてアクネ菌が増殖することで炎症が起こります。
炎症がおこると「赤ニキビ」となり、痛みが出始めます。ここから炎症悪化すると膿がたまり「黄ニキビ」となります。

ニキビは放置することで、どんどん悪化します。
「赤ニキビ」や「黄ニキビ」のように炎症を起こしてしまうと、痛みがあるだけでなく、ニキビ痕にもなります。
皮膚にダメージが加わるため、ニキビが治りにくくなり、ニキビを繰り返す原因にもなります。
できるだけ早く皮膚科を受診し、適切な治療やケアを行うことが重要です。

・ニキビと似た疾患


ニキビのように肌が炎症をおこし痛みを伴うものとして、毛のう炎があります。
皮脂線は毛穴に存在するため、症状としては非常によく似ています。
ニキビは毛穴がつまっているため芯のような塊がありますが、それも腫れてしまえばよくわかりません。
治療方法も菌の種類に違いはあるものの、抗生剤で治療するなど共通点が多い疾患となります。

自己判断はせず、吹き出物ができたら、まずは皮膚科を受診してみてください。

「ニキビ・ニキビ跡」の治療の流れ

○ニキビの治療法

・保険診療

炎症が起きている場合はまず抗生剤の飲み薬と塗り薬を使い、炎症を抑えます。
膿がたまっている「黄ニキビ」の場合は針を刺して膿を排出する処置も行います。

ニキビ自体の治療としては、アダパレンや過酸化ベンゾイルといった塗り薬を使用することで、
毛穴の詰まりを改善していきます。
これらの塗り薬を継続して使用することで、ニキビができにくい肌を目指していきます。

また、ホルモンバランスや食生活の乱れからニキビができることも多く、
ピルや漢方薬・ビタミン剤も必要に応じて内服します。

・美容診療

保険診療は何度も受けたが治らないという方、また、少しでも早く治したかったり、
後述するニキビ痕に対する治療も希望される方にお勧めです。

ニキビに効果が高いケミカルピーリングや肌の状態を整えるイオン導入に加え、
自宅で使用できるピーリング剤やサプリなどもあります。
また、ニードルRFのように毛穴や皮脂線を熱で引き締める治療も効果的です。
ニキビだけでなく、肌悩み全体にアプローチできるのが、美容診療でニキビ治療をする大きなメリットです。

・ホームケア

できてしまったニキビは皮膚科での治療が必要になります。
ですが、できにくい肌を保つにはご自宅でのケアが大事になります。
お肌のケアはもちろんですが、食事や喫煙、また日常生活の乱れは身体と皮膚のバランスを崩すため、
これらを見直すことも重要です。

食事は油分・糖質の過剰な摂取を控えることに加え、皮脂の分泌を抑えるビタミンB2、
ビタミンB6や酸化を防いでくれるビタミンCなどを摂取するようにしましょう。
食事では足りない栄養素についてはサプリメントも有効です。

ニキビは脂性肌(オイリー肌)の方がなりやすいですが、乾燥していても皮脂が過剰に分泌されたり、
皮膚表面のバリアーが崩れて、ニキビができる原因となります。
ですので、余分な皮脂を洗い流したあとには、しっかりと保湿するようにしましょう。

当院ではお肌の状態にあわせて、ドクターズコスメやサプリをご提供することも可能ですし、
お持ちの化粧品や市販の化粧品についてもご一緒に考えさせていただきます。

○ニキビ痕の治療法

ニキビが治ったものの赤みやクレーターが残ってしまうと、気になります。
しかし、このニキビ痕は怪我や病気ではないと考えられているため、
保険診療ではできることがほとんどなく、美容診療で改善していくことになります。

・赤み、色素沈着

「赤ニキビ」「黄ニキビ」で炎症が起きると、血管が拡張してしまい、赤く残ることになります。
また、炎症が起きた皮膚の細胞ではメラニン産生が活発になるため、茶色く色が残ってしまいます。
肌の酸化を抑え、美白効果もあるビタミンCの内服に加え、ハイドロキノンやビタミンAの外用が良いとされています。

・クレーター(瘢痕(はんこん))

ニキビの炎症が強く、身体が傷として認識すると、その傷を治すためにコラーゲンが増加します。
このコラーゲンが硬くなりいびつな形で皮膚に残存すると、凹んだり膨らんだりしてしまいます。
この状態になってしまうと、自分の肌の再生能力だけでは治らず、また、細胞が傷んでいるため、
ニキビを繰り返しやすくなります。

肌の内部までアプローチできるニードルRFやTCA(トリクロロ酢酸)ピーリングなどが有効です。

 ニキビは進行するほど治りにくく、また、治療も長期にわたることになります。
できるだけ早くご自身にあったニキビ治療を受けられることが大切です。

当院の「ニキビ・ニキビ跡」治療へのこだわり

保険診療ではニキビの治療がメインとなり、ニキビが治ってからのケアの方法や予防方法はあまり伝えられません。
当院ではニキビが出来にくくする方法やニキビ痕のケアについてもご相談が可能です。
ご希望があれば、化粧品や自費診療のご案内もさせていただいております。

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