医療・美容コラム

ニキビ跡

「ニキビ跡」当院で行っている治療

ニキビ跡の治療は、自由(自費)診療が中心となります。ニキビ跡に対する自費治療として、色素沈着や赤みについてはレーザーやピーリング、内服が中心となります。

当院では、ニキビ跡の種類や症状に応じて、以下のような治療を行っています。

ニードルRF(シルファームX):凸凹のあるニキビ跡に効果的です。皮下に熱を与えてコラーゲンを再生する治療です。

レーザー治療(IPL):色素沈着や赤みに効果的です。
ケミカルピーリング:肌のターンオーバーを促進し、浅いニキビ跡や色素沈着を改善します。
フォトフェイシャル(光治療):赤みや色素沈着を軽減します。
ヒアルロン酸注入:クレーター状のニキビ跡をふっくらとさせる治療です。

これらの治療は、患者さんの肌状態やニキビ跡のタイプに合わせてカスタマイズします。まずはカウンセリングで最適な治療法をご提案いたします。

「ニキビ跡」治療の費用について

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「ニキビ跡」でお悩みの方へ

ニキビ跡でお悩みの方へ、当院は以下のようなサポートを提供しています。

丁寧なカウンセリング:患者さん一人ひとりの肌状態や悩みに寄り添います。
安心の治療環境:豊富な設備と経験豊富な医師が安心を提供します。
アフターフォロー:治療後のスキンケアや生活習慣のアドバイスも行います。

「もうニキビ跡を諦めている」という方も、ぜひ一度ご相談ください。当院で一緒に改善を目指しましょう。

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「ニキビ跡」について、更に詳しく医師が解説します

そもそもニキビ跡とは?

ニキビ跡は、炎症を起こしたニキビが治った後に肌に残るトラブルの総称です。

ニキビができると、毛穴内部で炎症が起こり、肌の奥にある真皮層までダメージが及ぶことがあります。

このダメージが修復される過程で、肌の構造が乱れ、さまざまな形のニキビ跡が残ってしまうのです。

ニキビ跡は、主に以下の3つのタイプに分けられます。

色素沈着:赤みや茶色いシミが残る状態。
クレーター状の凹凸:肌表面がデコボコになる状態。
肥厚性瘢痕(ケロイド):ニキビ部分が盛り上がる状態。

ニキビ跡ができる主な原因は、炎症が深部まで及ぶことや、肌の修復過程でのコラーゲンの生成異常です。放置すると、色素沈着が濃くなったり、凹凸が固定化されたりするため、早めの治療が重要です。

ニキビ跡の症状

ニキビ跡の症状は、そのタイプによって大きく異なります。以下に、それぞれの症状を詳しく解説します。

色素沈着(赤み・茶色いシミ)

ニキビの炎症が治った後、肌に赤みや茶色いシミが残ることがあります。これは、炎症によってメラニン色素が過剰に生成されたり、毛細血管が拡張したりすることが原因です。

    赤み

    炎症後の毛細血管の拡張や血流の滞りによって、赤みが長く残ることがあります。特に、肌が薄い部分(頬や額)に目立ちやすいです。

    茶色いシミ

    メラニン色素が沈着し、シミのように見える状態です。紫外線を浴びるとさらに濃くなるため、適切なケアが必要です。

    これらの色素沈着は、メイクで隠しにくく、特に明るい場所や日光の下で目立ちやすいため、患者さんにとって大きな悩みの種となります。

    クレーター状の凹凸(瘢痕性ニキビ跡)

    ニキビの炎症が真皮層まで深く及ぶと、肌の組織が破壊され、クレーター状の凹凸が残ることがあります。これは「瘢痕(はんこん)性ニキビ跡」とも呼ばれ、以下のようなタイプがあります。

      アイスピック型

      小さく深い穴のような跡で、肌表面に針で刺したような跡が残ります。これは、炎症が深部まで及んだ場合に起こりやすい症状です。

      ボックスカー型

      四角く窪んだ跡で、浅いものから深いものまであります。肌の表面がデコボコになり、光の当たり方によって影ができて目立ちます。

      ローリング型

      波打つような凹凸で、肌の表面がデコボコに見えます。これは、肌の下の組織が引っ張られることで起こります。

      クレーター状の凹凸は、肌の質感を大きく変えてしまうため、触ったときの違和感や見た目の印象に影響を与えます。

      肥厚性瘢痕(ケロイド)

      ニキビの炎症が治った後、肌の修復過程でコラーゲンが過剰に生成され、ニキビ部分が盛り上がってしまう状態です。ケロイドは、以下のような特徴があります。

        赤みやかゆみ

        盛り上がった部分が赤くなり、かゆみを伴うことがあります。

        硬い感触

        触ると硬く、痛みを感じる場合もあります。

        再発しやすい

        一度治っても、同じ場所に再発することがあります。

        ケロイドは、特に胸や肩などにできやすい傾向があり、見た目だけでなく、かゆみや痛みといった身体的ストレスも伴います。

        ニキビ跡の原因とは?

        ニキビ跡ができる原因は、主に以下のような要因が考えられます。これらの原因を理解し、適切なケアや治療を行うことが、ニキビ跡の改善や予防につながります。

        炎症の深さ

        ニキビの炎症が肌の奥深くにある真皮層まで及ぶと、肌の組織が破壊され、跡が残りやすくなります。

        軽度の炎症

        表皮層のみの炎症であれば、跡が残る可能性は低いです。

        重度の炎症

        真皮層までダメージが及ぶと、コラーゲンやエラスチンが破壊され、クレーター状の凹凸や色素沈着が起こります。

        特に、赤く腫れたり膿を持ったりする「炎症性ニキビ」は、跡が残りやすいため注意が必要です。

        ニキビ跡

        自分でニキビを潰したり、無意識に触ったりすると、肌にさらなるダメージを与えてしまいます。

        潰す行為

        ニキビを潰すと、炎症が広がり、真皮層までダメージが及ぶことがあります。

        無意識の刺激

        日常的に顔を触る癖があると、ニキビ部分に細菌が入り込み、炎症が悪化する可能性があります。

        これらの行為は、ニキビ跡を悪化させる大きな要因です。正しいケア方法を心がけましょう。

        紫外線の影響

        紫外線を浴びると、ニキビ跡の色素沈着が悪化することがあります。

        メラニンの過剰生成

        紫外線を浴びると、メラニン色素が過剰に生成され、茶色いシミが濃くなります。

        炎症の再燃

        紫外線は肌にダメージを与え、炎症を引き起こすことがあります。

        特に、ニキビが治りかけの時期は、紫外線対策を徹底することが重要です。

        肌の再生力の低下

        肌の再生力が低下すると、ニキビ跡が治りにくくなります。以下のような要因が考えられます。

        加齢

        年齢とともに肌のターンオーバーが遅くなり、修復力が低下します。

        ストレス

        ストレスはホルモンバランスを乱し、肌の再生力を妨げます。

        生活習慣の乱れ

        睡眠不足や栄養バランスの偏りは、肌の修復力を低下させます。

        肌の再生力を高めるためには、規則正しい生活や適切なスキンケアが欠かせません。

        ニキビ跡を悪化させないために

        ニキビ跡を予防するためには、日頃からの適切なケアが重要です。以下のポイントを意識して、ニキビ跡が残りにくい肌環境を整えましょう。

        ニキビを早めに治療する

        ニキビができたら、炎症が悪化する前に適切なケアや治療を行いましょう。

        初期段階でのケア

        赤みや痛みを感じたら、早めに皮膚科や美容皮膚科を受診し、炎症を抑える治療を受けましょう。当院でもニキビ治療の診療を行っておりますので、ニキビでお悩みの方はお早めにご相談ください。

        市販薬の活用

        軽度のニキビであれば、ビタミンC誘導体や抗炎症成分を含む市販薬を使用するのも有効です。早期治療は、ニキビ跡を防ぐための最も重要なステップです。

        ニキビを潰さない

        自分でニキビを潰すと、肌に大きなダメージを与え、跡が残りやすくなります。

        潰すリスク

        潰すことで炎症が広がり、真皮層までダメージが及ぶことがあります。

        無意識の接触を避ける

        顔を触る癖がある方は、意識的に手を顔から遠ざけるようにしましょう。

        「気になるから触りたい」という気持ちを抑えることが、ニキビ跡予防の鍵です。

        紫外線対策を徹底する

        紫外線は、ニキビ跡の色素沈着を悪化させる大きな要因です。

        日焼け止めの使用

        毎日、SPF30以上の日焼け止めを塗り、特に外出時はこまめに塗り直しましょう。

        物理的な対策

        帽子や日傘、サングラスを使用し、直接紫外線を浴びないようにしましょう。紫外線対策は、ニキビが治った後も継続することが重要です。

        肌のターンオーバーを促進する

        肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を促進することで、ニキビ跡が残りにくい肌を目指せます。

        保湿をしっかり行う

        肌の水分量を保つことで、ターンオーバーが正常化されます。セラミドやヒアルロン酸配合の化粧品がおすすめです。

        ニキビができていると、油分が原因だから、何も塗らない方が良いと思い、保湿しなかったり、脂性肌で塗るのが苦手な方が多くいらっしゃいます。

        保湿をしないと、皮膚が勘違いをして油分を多く分泌してしまうこともあるので、しっかり保湿をしましょう。

        ピーリングを取り入れる

        古い角質を取り除くことで、肌の再生力を高めます。ただし、やりすぎは逆効果なので、週1~2回程度に留めましょう。

        生活習慣の見直し

        肌の健康は、生活習慣と密接に関わっています。

        十分な睡眠

        肌の修復は睡眠中に行われるため、質の良い睡眠を心がけましょう。

        バランスの取れた食事

        ビタミンやミネラルを豊富に含む食材を摂取し、肌の再生力をサポートします。

        ストレス管理

        ストレスはホルモンバランスを乱し、ニキビの原因になることがあります。リラックスする時間を作りましょう。

        ニキビ跡の治療の流れ

        ニキビが治ったものの赤みやクレーターが残ってしまうと、気になります。

        しかし、このニキビ痕は怪我や病気ではないと考えられているため、保険診療ではできることがほとんどなく、美容診療で改善していくことになります。

        赤み、色素沈着

        「赤ニキビ」「黄ニキビ」で炎症が起きると、血管が拡張してしまい、赤く残ることになります。

        また、炎症が起きた皮膚の細胞ではメラニン産生が活発になるため、茶色く色が残ってしまいます。

        肌の酸化を抑え、美白効果もあるビタミンCの内服に加え、ハイドロキノンやビタミンAの外用が良いとされています。

        クレーター(瘢痕(はんこん))

        ニキビの炎症が強く、身体が傷として認識すると、その傷を治すためにコラーゲンが増加します。

        このコラーゲンが硬くなりいびつな形で皮膚に残存すると、凹んだり膨らんだりしてしまいます。

        この状態になってしまうと、自分の肌の再生能力だけでは治らず、また、細胞が傷んでいるため、ニキビを繰り返しやすくなります。

        肌の内部までアプローチできるニードルRFやTCA(トリクロロ酢酸)ピーリングなどが有効です。

        ニキビは進行するほど治りにくく、また、治療も長期にわたることになります。
        できるだけ早くご自身にあったニキビ治療を受けられることが大切です。

        当院の「ニキビ跡」治療へのこだわり

        ニキビ跡は、保険診療では治療できないため、自費診療になるなら高そうだしやめておこう、とほっている方も多くいらっしゃいます。また、ケアが大変だからと治療を中断してしまう方もいます。

        ニキビ跡の治療は短期間では難しく時間がかかりますが、継続できるように、その方の希望に合わせた診療をご提案させていただきます。

        ご相談だけでも、一度ご来院ください。

        ニキビ跡治療について、よくある質問

        Q. ニキビ跡治療は痛みがありますか?

        A. 赤みや色素沈着の治療は内服や外用が主な治療となるため、痛みはありません。クレーターになってしまったニキビにたいしては、痛みを伴う治療もありますが、それぞれの痛みの感じ方が違いますので、その方に合わせて治療を行っていきます。
        治療による肌状態の改善がうれしくて、痛みは我慢できる、と言ってくださることもあります。

        Q. 治療後はすぐに化粧できますか?

        A. 治療内容によります。ニードルRFによる治療では当日は化粧は控えていただいております。

        Q. ニキビ跡は完全に消えますか?

        A.ニキビ跡は肌がダメージを受けている状態ですので、何もなかったツルツルの肌に戻るのは難しいです。「現在よりも良い状態にできる」という気持ちで治療をうけていただくことをお勧めします。

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