医療・美容コラム

床ずれでお悩みの方へ

寝たきりの時間が長い方や、車いすで過ごす時間が長い方に、皮膚の赤みやただれ、傷ができることがあります。

このような症状は、とこずれの可能性があります。とこずれは、医学的には「褥瘡(じょくそう)」と呼ばれます。

とこずれは、次のような骨が出ていて圧迫を受けやすい場所にできやすいことが特徴です。

  • おしり
  • かかと
  • 背中

初期は皮膚が赤くなる程度でも、進行すると皮膚がめくれたり、深い傷になったりすることがあります。放置せず、早めに皮膚科へ相談することが大切です。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E8%A8%BA%E7%99%82%E3%81%AE%E3%81%94%E4%BA%88%E7%B4%84%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89%E3%81%8B%E3%82%89-4.png

とこずれとは?

とこずれは、同じ場所に長時間圧力がかかり、皮膚や皮膚の下にある組織へ血液が届きにくくなることで起こります。

圧迫だけでなく、体を動かしたときのずれや摩擦、汗や尿による皮膚の湿りなども関係します。

とこずれができやすい場所

とこずれは、寝ている姿勢や座っている姿勢で、体重が集中しやすい場所にできることがあります。

  • 後頭部
  • 肩甲骨周辺
  • 背骨周辺
  • 腰やおしり
  • かかと
  • 足首周辺

とこずれができやすい方

次のような方は、とこずれができやすくなります。

  • 寝ている時間が長い方
  • 車いすで過ごす時間が長い方
  • 自分で寝返りをうちにくい方
  • 食事量が少ない方
  • 皮膚が薄く弱くなっている方
  • 汗や尿で皮膚が湿りやすい方
  • 痛みや感覚を感じにくい方

ご本人が痛みを感じにくい場合や、背中やおしりなどの見えにくい場所にできている場合は、発見が遅れることもあります。

ご家族や介護をされている方が、着替えや入浴、おむつ交換などのタイミングで皮膚の状態を確認することも大切です。

とこずれの主な症状

とこずれは、初期には皮膚の赤みとして現れることがあります。症状が進行すると、ただれや傷が深くなることがあります。

主な症状には、次のようなものがあります。

  • 皮膚の赤みが続いている
  • 皮膚が紫色や黒っぽく変色している
  • 皮膚が腫れている
  • 水ぶくれができている
  • 皮膚がめくれている
  • 出血している
  • 膿や浸出液が出ている
  • 傷からにおいがする
  • 傷が深くなっている

赤みのある部分を圧迫から解放しても、しばらく赤みが消えない場合は、とこずれの初期症状である可能性があります。

とこずれは早めの受診が大切です

とこずれは、初期のうちに対応できれば、悪化を防ぎやすくなります。

一方で、傷が深くなると治療に時間がかかることがあります。細菌感染を起こすと、赤みや腫れ、発熱などにつながる可能性もあります。

受診をおすすめする症状

次のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。

  • 皮膚の赤みが引かない
  • 皮膚がただれている
  • 水ぶくれや傷ができている
  • 出血している
  • 膿や浸出液が出ている
  • 傷からにおいがする
  • 傷の周囲が腫れている
  • 発熱がある
  • 傷が深くなっている
  • 傷がなかなか治らない

とこずれの治療について

とこずれの治療では、傷の深さや皮膚の状態、感染の有無、患者さまの全身状態などを確認します。

症状に応じて、次のような対応を行うことがあります。

  • 傷を清潔に保つための処置
  • 外用薬の使用
  • ガーゼや保護材による患部の保護
  • 傷にかかる圧力を減らすための工夫
  • 感染が疑われる場合の治療

とこずれは、傷の部分だけを処置するのではなく、同じ場所に圧力がかかり続けないようにすることが重要です。

とこずれを悪化させないためのケア

体の向きや姿勢を変える

同じ姿勢が長時間続かないように、患者さまの状態に合わせて体の向きや座る姿勢を変えることが大切です。

クッションや寝具を工夫する

体圧を分散するクッションやマットレスなどを使用し、おしりやかかとなどの一部分に圧力が集中しないようにします。

皮膚を清潔に保つ

汗や尿、便などで皮膚が湿った状態が続くと、皮膚が傷つきやすくなります。皮膚をやさしく清潔にし、湿った状態が続かないようにしましょう。

摩擦やずれを減らす

体を移動させる際に皮膚を強く引きずると、摩擦やずれが生じます。介助する際は、できるだけ皮膚への負担を減らすことが大切です。

当院での対応

ゆき形成・皮ふクリニック上本町では、とこずれによる皮膚の赤み、ただれ、傷などを診察しています。

診察では、次のような点を確認します。

  • とこずれができている場所
  • 傷の大きさや深さ
  • 皮膚の赤みや腫れ
  • 出血や膿の有無
  • 痛みの程度
  • 傷ができてからの経過
  • 普段の姿勢や生活環境

皮膚の状態を確認し、必要に応じて、外用薬、創傷処置、保護材の使用、日常生活での注意点をご案内します。

体位の変え方、クッションや寝具の工夫、皮膚を清潔に保つケアなどについても、患者さまの症状や生活環境に合わせてお伝えします。

傷が深い場合や、感染、栄養状態などを含めた全身状態の確認が必要な場合は、連携先の医療機関をご案内することがあります。

とこずれでお困りの方はご相談ください

とこずれは、早めに気づいて対応することで、悪化を防ぎやすい皮膚トラブルです。

  • 皮膚の赤みが続いている
  • 皮膚がめくれている
  • おしりやかかとに傷がある
  • 傷がなかなか治らない
  • 介護中のご家族の皮膚状態が心配
  • とこずれのケア方法が分からない

このような場合は、自己判断で様子を見続けず、皮膚科へご相談ください。

ゆき形成・皮ふクリニック上本町では、患者さまの皮膚の状態に合わせて、できるだけ負担の少ない治療とケアをご提案します。

まとめ

とこずれは、長時間の圧迫や摩擦、ずれなどによって、皮膚に赤みや傷ができる状態です。

寝たきりの方や車いすで過ごす時間が長い方に起こりやすく、進行すると皮膚の深い部分まで傷が広がることがあります。

赤みが続く、皮膚がただれている、傷が治りにくい、膿やにおいがあるといった場合は、早めに皮膚科へ相談しましょう。

とこずれや介護中の皮膚トラブルでお悩みの方は、ゆき形成・皮ふクリニック上本町へお気軽にご相談ください。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E8%A8%BA%E7%99%82%E3%81%AE%E3%81%94%E4%BA%88%E7%B4%84%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89%E3%81%8B%E3%82%89-4.png

アーカイブ

カテゴリ

医療・美容コラム一覧に戻る
〒543-0001 大阪府大阪市天王寺区上本町6-2-3 メトロテラス上本町2階
「大阪上本町駅」徒歩2分
「谷町九丁目駅」徒歩5分
お車でご来院の際は、近くのコインパーキングにて駐車をお願いします。
自転車でのご来院は駐輪場をご利用ください。
駐輪場81台あり ※1時間無料 以降は150円(24時間まで)
06-6765-8343

電話受付時間

8:30-17:00(診療は17:30まで)

診療時間
8:30 - 12:30
14:00 - 17:30
診療時間:8時半〜12時半(最終受付12時)、14時〜17時半(最終受付17時)
休診日:木曜·日祝日·土曜午後