「大人ニキビのようなブツブツが治らない」
「顔が赤くなって、毛穴の開きやかゆみが気になる」
「薬を使っても肌荒れがなかなか良くならない」
このような症状がある場合、にきびダニ症(毛包虫症/デモデックス症)の可能性があります。
誰の皮膚にも存在する“にきびダニ”が異常に増殖して炎症を起こす皮膚疾患で、慢性的な肌トラブルの原因のひとつとして注目されています。
にきびダニ症は、「デモデックス(Demodex)」という皮膚常在の微小なダニが異常に繁殖することで起こる炎症性皮膚疾患です。
デモデックスは健康な人の毛穴や皮脂腺に常在している生物ですが、皮脂の過剰分泌や免疫力の低下などがきっかけで増えすぎると、炎症や赤み、かゆみを引き起こすことがあります。
・顔(特に鼻・頬・額・あご)を中心とした赤みやブツブツ
・かゆみやヒリつき、乾燥感
・ニキビに似た丘疹・膿疱が慢性的に続く
・毛穴の開き、皮脂のべたつき
・脂漏性皮膚炎や酒さと診断されていたが治らないケースも多い
デモデックスは顕微鏡検査で検出可能で、症状の経過や治療への反応が乏しい場合に疑われることが多いです。
当院では、にきびダニ症が疑われる症例に対し、皮膚の状態を確認したうえで、必要に応じて顕微鏡検査を行い、診断・治療を行っています。
・皮脂を採取し、顕微鏡でダニの存在を確認(検査時間数分)
・診断後はデモデックスの増殖を抑える外用薬(イオウ製剤など)を処方
・肌のバリア機能を整えるスキンケアや、洗顔指導もあわせて実施
・脂漏性皮膚炎や酒さとの鑑別も考慮して治療を調整
また、市販のニキビ薬やステロイドを自己判断で使い続けると、かえって悪化する場合があるため注意が必要です。
「ずっと大人ニキビだと思っていたけど、治らない」
「保湿しても赤みやかゆみが治まらない」
そんなお悩みがある方は、にきびダニ症の可能性を考えてみてもよいかもしれません。
当院では、顕微鏡検査による的確な診断と、それぞれの肌状態に合った治療をご提案しております。