医療・美容コラム

手のひらや足に小さな水ぶくれ…それは汗疱かもしれません

「指の側面に小さな水ぶくれができて、かゆい」
「手のひらや足の裏にぷつぷつと水泡が出て、皮がむける」
「繰り返し同じ場所に症状が出て困っている」

このような症状がある方は、汗疱(かんぽう)/異汗性湿疹の可能性があります。

春から夏にかけて悪化しやすい湿疹の一種で、かゆみ・皮むけ・再発を繰り返すのが特徴です。

日常生活に支障をきたすこともあるため、早めの治療とケアが大切です。

汗疱とは?

汗疱とは、手のひらや足の裏、指の側面などに小さな水ぶくれ(水疱)ができる皮膚疾患です。

かゆみを伴うことが多く、水ぶくれが乾くと皮むけやひび割れを引き起こすこともあります。

かつては「汗が出にくくなることによる病気」と考えられていましたが、現在では汗の出口が炎症を起こし、水泡ができるタイプの湿疹(異汗性湿疹)とされています。

主な特徴

・指の側面・手のひら・足の裏に、1〜2mmほどの水ぶくれ
・かゆみがあるが、痛みは少ない
・水ぶくれが破れて乾燥・皮むけに移行し、ひび割れや赤みになることも
・季節の変わり目(特に春~夏)や、発汗が多いときに悪化しやすい
・アトピー素因、ストレス、金属アレルギーとの関連も報告あり

当院での対応

当院では、皮膚の状態や症状の経過をもとに汗疱を診断し、症状の段階に応じた治療を行っています。

主な治療内容

・炎症やかゆみが強い場合:ステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬を処方
・水ぶくれの状態や広がりに応じて、塗り薬を部位別に調整
・乾燥・皮むけに対しては、保湿剤を併用し皮膚バリアを整える
・再発を防ぐため、手洗いや汗のケア、刺激の少ないハンドケア製品の使用を指導
・必要に応じて、金属アレルギーなどのパッチテストをご提案する場合もあり

また、「水虫との違いがわからない」「片足だけに出ている」といったケースも多いため、必要に応じて真菌検査も行い、適切な診断を心がけています。

「いつも同じ場所に水ぶくれができて、治ってもまた出てくる」
「仕事で手をよく使うので、見た目や痛みが気になる」

このような方は、汗疱の可能性があります。繰り返す症状には、根気強いケアと皮膚科での治療が重要です。

当院では、保険診療を中心に、再発を防ぐスキンケア指導も含めて丁寧にサポートいたします。
お気軽にご相談ください。

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