しみ・くすみ(レーザー、IPL、エレクトロポレーション等)

「しみ・くすみ(レーザー、IPL、エレクトロポレーション等)」について

しみ・くすみ治療について

しみが少し薄くなったり、くすみがとれて肌のトーンが明るくなると、それだけで若々しい印象となり、気持ちも明るくなります。

しみやくすみの原因は様々な肌へのストレスといわれており、その状態によって効果がでやすい治療は変わってきます。さまざまな治療方法やケアの仕方がありますが、当院でご案内できる治療方法についてご紹介させていただきます。

当院で導入しているシミ取りレーザー機器

・Qスイッチルビーレーザー

Qスイッチルビーレーザーは、シミのような色素疾患に効果的なレーザーで、メラニン色素にしっかりと反応します。生まれつきのアザ(太田母斑や蒙古斑)やケガの後の刺青に対しては保険治療として使用することが可能です。

主な適応

・しみ(老人性色素斑)・そばかす(雀卵斑)
・ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
・太田母斑
・異所性蒙古斑
・扁平母斑
・外傷性刺青

正しい適応の判断は診察をしないと出来ませんが、ざっくりとお伝えするなら、青色と茶色の疾患に効果があるレーザーになります。

高い出力で治療を行うことでしっかりと効果がでますが、その反面、照射後に皮膚の炎症や色素沈着、色素脱失といった皮膚トラブルが起こる可能性があります。適切な出力を選択することで、こういったリスクを最小限に抑えることが可能です。

このような皮膚トラブルは照射後のケアの仕方で防げることもあるため、そういったご自宅でのケアについて、しっかりと説明させていただきます。

【照射後の経過】

Qスイッチルビーレーザーはゴムではじかれたような軽い痛みがあります。そのため、冷却しながら照射させていただくことで痛みを軽減します。

照射後はテープで保護し、軟膏を塗布します。テープは無理にはがさず、はがれた時だけ貼り替えるようにしてください。テープの上から洗顔やメイクをしていただけます。約2週間で新しい皮膚ができるので、保護は不要になりますが、数か月は赤みが残りますので、紫外線対策をしっかり行ってください。

Qスイッチルビーレーザー照射によるリスク(副作用)

皮膚の炎症が強く起こると色素沈着が起きたり、色が抜けすぎて色素脱失することがあります。照射後に不安なことがあれば、迷わずご相談ください。

・IPL治療(フォトフェイシャル)

IPL治療は光治療ともいわれ、レーザー治療は単一の波長を用いますが、複数の波長の光を照射することで、メラニン色素に反応するだけでなくコラーゲンの増生を促し複合的に美肌効果を得られます。肌のくすみがとれて、肌のトーンが明るくなります。

主な適応

・くすみ
・しみ・そばかす
・肌の赤み
・毛穴の開き

当院で使用しているステラM22は厚生労働省の薬事承認を取得している治療機器となります。

フィルターをお悩みや肌質に合わせて選択することで、オーダーメイドの治療を行うことが可能です。また、上に述べたように複合的に作用するので、しみ・そばかすに対し照射した場合にも肌のハリや質感の改善を実感される方が多いことも特徴となります。

また、赤ら顔や毛細血管拡張症にも適切なフィルターを選択することで、一定の効果を実感できます。

照射ははじかれるような軽い痛みを伴いますが、コンタクトクーリング機能といって機械自体が冷却機能を備えているため、痛みを軽減し、やけどのリスクを減らします。

3~4週間に1回、計3~6回受けると効果を実感しやすいといわれています。

照射後にはすこしむくんだり、赤みがでることがありますが、数時間で軽快することが多いです。気になる場合は、少し冷やすと治まりやすくなります。しみやそばかすのメラニン色素に光が反応した場合、かさぶたのようになることがありますが、自然にはがれ落ちるまではなるべくこすらないようにしてください。

照射後は紫外線対策をしっかり行い、保湿をしっかりするようにしてください。

・エレクトロポレーション

肌に有効な成分を電気の力を使って深層まで浸透させる治療法です。

同じような導入治療にイオン導入や超音波導入がありますが、これらの方法よりも深部に浸透し、また、比較的大きな分子の成分も導入することができます。

血流不良やターンオーバーの乱れによるくすみには非常に効果的です。また、刺激の少ない治療ですので、内服療法などと併用することで肝斑にも効果があるといわれています。

主な適応

・くすみ
・小じわ・乾燥
・肌質改善

電気を通すためピリピリと感じる方もいらっしゃいますが、基本的には痛みもなく、成長因子やヒアルロン酸、ビタミン剤など様々な有効成分を深部まで届けるのでお悩みに合わせて肌を良好な状態に導きます。特に回数の目安はありませんが、肌のメンテナンスとして月に1回程度で受けられる方が多いように思います。日焼け後のお肌の鎮静にも効果的です。

リスクの低い治療方法になりますが、薬剤に対するアレルギー反応が起こることがありますので、敏感な方はご相談ください。

・ケミカルピーリング

皮膚にグリコール酸などの薬剤を塗布し、表面の古くなった角質を除去し、肌の再生を促す治療法です。軽度の炎症が皮膚に起こることで、皮膚の細胞が活性化し、ターンオーバーを正常化します。お悩みに適した薬剤を選ぶことで、肌の状態を改善することができます。

主な適応

・くすみ
・小じわ
・にきび
・毛穴の開き
・肌のハリ

ターンオーバーの乱れによるくすみやニキビには効果を実感しやすい治療法です。上でお伝えしたエレクトロポレーションなど、他の治療法との組み合わせも有効です。

治療後の肌の乾燥が主なリスクとして挙げられます。皮膚表面のバリアが少し弱くなることもありますので、治療後はしっかりと保湿を行い、紫外線対策もするようにしてください。また、薬剤に対するアレルギーが起こることがあります。

ピーリング剤はホームケアでも購入が可能です。お肌の状態に合ったものを選ぶことが大事ですので、一度ご相談の上で使用されることをお勧めします。

・ホームケア

しみやくすみは日常生活の中での皮膚への刺激が主な原因です。ご自宅でのケアをしっかり行うことで、予防にもなりますし、きれいな肌への近道となります。

当院では、様々なお悩みにお答えできるようにドクターズコスメもご用意しております。また、ご使用になられている化粧品についてもお肌の状態に合っているかについてもご相談可能ですので、お気軽にお越しください。

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